■ ID
| 1673 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 不適正処理廃棄物の山を対象とした改善対策による放出ガス抑制効果
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■ 著者
| 長森正尚
埼玉県環境科学国際センター 磯部友護
埼玉県環境科学国際センター 渡辺洋一
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2013 |
■ 誌名・巻・号・年
| 廃棄物資源循環学会論文誌、Vol.24、No.3、29-39、2013 |
■ 抄録・要旨
| 産業廃棄物の不適正処理でできた廃棄物の山において、廃棄物の一部撤去、並びに覆土や通気管の設置等の対策を 実施し、その前後6年間の調査からメタンガス放出量の削減効果を概算した。地表面からのガスフラックス計測には静置式閉鎖型チャンバー法を用いたが、改善後に設置した通気管はその周辺の砕石部を含めて直径30cm以上で、既存の計測方法で対応できなかった。そこで、現地で大型のチャンバーを組み立て、レーザーメタン計を用いる簡便な計測手法を開発した。調査結果から、改善前後のメタンガス放出量は25〜150L/分から3.8〜9.5L/分に減少し、改善後の放出量の内訳は通気管周辺からが大部分であった。改善措置により、崩落の危険を回避できたことに加え、メタンガス放出量の削減で地球温暖化の寄与率も低減できた。ただし、改善後も内部にメタン等のガスが存在しており、当該地における堆積廃棄物の安定化は進行中である。
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